16, May 2007 (Wed)
コンフィダント
今日は「母の日」も兼ねて家族でお芝居の観劇
3人に共通して愛されている 「三谷幸喜」さんのお芝居です。
それに 「相棒」ですっかりファンになってしまった 「寺脇康文」さんが出演すると聞いては見ること必至でしょう。

ランチをいただいた「生尾」 竹風弁当 2時開演なので、その前にランチをいただくことに。
妹が探してくれた和食のお店 「生尾」
ホテル京阪 京橋6階にあるとっても京都的和風なお店。 「竹風弁当」というのに気持ちだけお酒をつけて。
美味しかったけど、のんびり食べてたら妹と私が最後まで手をつけず残ってるのが同じもので・・・ 南京、サツマイモ、甘い玉子焼きと・・・
甘いものは酒のつまみにもご飯のおかずにもならへんねんー。
そのあとデザートが出てきて、ふだんなら食べずに代わりに誰かに食べてっもらうんやけど、今日はそうもいかず、目の前に出てきた羊羹に戸惑って、「抹茶をくれーっ」と小声で叫ぶとスグにでてきちゃった。 どうやらセットやったみたい。
京懐石風にちょっとずつのお料理だったんだけど結構お腹いっぱいになりました。

コンフィダント絆のポスター 今回のお芝居は「イオン化粧品 シアターBRAVA!」(〒540-0001 大阪市中央区城見1-3-2)での公演です。
妹が会員になってるとかで、とてもいい席でしたよー!
双眼鏡いらずのド真中。

時間前にパンフレットを買って、サラッと内容を読む。
1888年パリ、ムーラン・ルージュ近く。
売れない4人の画家たちが共同でアトリエを借りた。
ゴーギャン、ゴッホ、スーラ、シュフネッケル。
そして、近くのカフェで働くルイーズがモデルとして雇われる。
画家としてのプライドを持つ4人とアルルの田舎町から出てきた真っ直ぐな女性との関わり合いとは・・・?
物語はそんな彼女の回想から始まる。

寺脇康文 寺脇康文<ゴーギャン>
女にもてるが男の友情にも厚い。肌の色を少し黒くしていたような・・・。ゴーギャンってペルーとのハーフだもんね。
いやーやっぱり生で見るとカッコいいねぇ。
台詞回しが早いから聞き取りにくい部分もあったけれど、さすがS.E.T.出身、表情や身のこなしがとっても生き生きとしててゴーギャンにピッタリ(ってゴーギャン知らないじゃん)
また早く「相棒」やってくれないかなぁ?


中井貴一 中井貴一<スーラ>
いやーぁ良かったよぉ。DCカード
緻密で革新的な画風なのに、ホント人間的で男の嫉妬やそこからくるズルさなんかの弱いところも、この人だからこそ出せる味だよね。
関西人も舌を巻く間の良さ。お笑いやってけるんじゃなぁいぃ?
おまぬけな面白さはDCカードのCMが基盤?
俳優のサラブレッドだから王道を行く役が多いけれど、これははまってるよー!

生瀬勝久 生瀬勝久<ゴッホ>
中井さんとは逆にテレビや映画ではお笑いっぽい役しか見てなかった(「相棒」では違うけど)からこんなボケなしの直情的な生瀬さんを見られるなんて。
パンフレットにも書いてあったけど、周りの人たちに頼って迷惑ばかりかける人間っていうものが、自分とは真反対で大変だったみたい。 「そとばこまち」の座長さんだったんだもんね。
でも、だからこそ一番難しい役をやってのけてるんだろうね。
ゴッホは画家仲間から見ても天才だったんだ。 私はそんなに好きな作品があるわけじゃないけど、西洋の画家たちはイメージと色が一番大切だったんだね。 その点、ロートレックたち(ここではお金持ちのお抱え画家)はテーマと構図が大切だったんでしょうね。 (実際のロートレックはもっと人間的だったようですし、「ちび太」と蔑んで呼ぶには身体的な障害があったようですが)

相島一之 相島一之<シュフネッケル>
この画家の名前知らなーい。と思ってましたが、やっぱ有名じゃないんだ。
相島さんの役はとってもビミョーで難しいんだろうなぁということが想像できる。
自分を前に出していかないっていう人柄で、きっとこの時代の貧乏画家たちを支えてきたんだろうなぁ。 実際、彼がいたからこそゴッホたちの生き様を後世に伝えることができたのでしょう。
シュフネッケルって、勉強が一番できるわけでも、スポーツが一番できるわけでもないけれど、そういった人たちに断られて、 残された人員から学級委員長になったみたいな人だね。

堀内敬子 堀内敬子<ルイーズ>
画家たちに愛された女。
このお芝居の紅一点。実に効果的で、このお芝居に歌を入れようとしたとき必然的に彼女になったのでは?と思ってしまうくらいの美しい歌声でした。
WEBで見てみると「劇団四季」出身とか。それでうなずける。
コロコロとしてそれでいてよく伸びる女性的な歌声。
テレビにもよく出演されているようですが、お顔がいまひとつ印象に残っていなくてごめんなさい。
でも次からは母と二人心して見させていただきます。

たこ昌のたこ焼き 神戸のステーキ弁当 ゆっくりとお茶でも飲みながら感想を語り合いたいところですが、
明日は仕事なので、新大阪で夕飯になりそうなお土産を手に入れ、しっかり座席を確保して帰途に着きました。
帰りの電車の中でパンフレットを熟読。
三谷作品をもっともって見てみたくなりました。
あ、そうそう「ラーメンズ」も面白いね。DVDでゆっくり楽しみます。

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