
京都国立博物館で1月6日から開催されている『ハプスブルク展』へ行ってきました。
もちろん「青春18切符」を使って。
勢力的な政略結婚を展開して長く栄華を極めたハプスブルク家は、芸術に財を投じることに高いステイタスを見い出していたこともあり、多くの貴重な絵画や工芸品を所蔵していたそうで。
展示はイタリア、ドイツ、スペイン、オランダと国ごとに部屋を分けて特徴づけられていました。
私たちは特別専門的な知識があるわけではないので、見た絵をそのままの感覚で表現しながらたっぷりと時間をかけて笑わせていただきました。絵画を見て笑う?というのも失礼な行動ではありますが、これが関西人のサガです。
中でも忘れられないのは、美の集大成であるかのような「エリザベート」の背中のデカさ!誰を思い出すとは言いませんが。

1月もまだ松の内。石を投げれば寺社に当たる京都では初詣に参りたい放題!

せっかくなら期間限定や寅年にちなんだ所へと思い、建仁寺の『両足院』へ。
2010年1月1日から17日まで開催されている「新春特別公開」の長谷川等伯、伊藤若冲のふすま絵や屏風、掛け軸の展示があるのです。全部を鑑賞するとめでたく松竹梅が揃い、「こいつぁ春から縁起がいいやぁ!」ってな具合になるそうです。また、本堂や庭についても詳しく解説してくださる専門家がい
て、拝観料600円の価値は充分でした。
すぐ隣にある『毘沙門尊天』で初詣。
ここの狛犬は寅です!
寅年生まれの人の守り本尊ということで、まさしく今年年女である私たちのためにある所なのです。
かわいらしい寅の置物のおみくじ。
私が買ったのがラスイチで、内心「残り福?」などと都合の良いことを思いながら開けてみるとなんと「小吉」。希望が膨らむような記述は何ひとつない。
そこで今年は欲を持たず、変化を求めず、地道にコツコツ静かに生きようと肝に銘じ、おみくじを結びつけてきたのでした。


お昼は東山安井のバス停からすぐのところにある京料理『おくおか』さんへ。
ランチは1,850円から。もちろん私たちは最低料金コースで。
京都らしいうす味、うす色のおだしで、お刺身、生麩田楽、天ぷら、野菜などを美味しくいただきました。
ここでお会計後に事件発生!
1日乗り放題のバスチケットがない!

あらゆるところを探してもない! さぁどうする?
落としたのは多分毘沙門尊天。時間と労力を使って探しに行っても見つかるとは思えない。
あきらめて1回ずつ220円払うか、京都駅に戻ってもう一度買い直すか・・・?
早くも小吉を身をもって感じ、プチパニックに陥っていると、連れが「バス内でも1日券買えるやろ」「交通局に確認してみれば?」と的確な方向性を示してくれたので、交通局にTELしてみると、確かにバスの運転手さんは1日券を持って出るとのこと。
そこで、今まさに目の前に停車したバスの運転手さんに尋ねて、すぐに買い直すことができたのでした。
(いろんな運転手さんと遭遇する中、ピカイチの愛想ワルでしたけどね)

次に期間限定で目指したのは『真如堂』という所です。
ここにも寅の見事な屏風が展示されているというのを何かで見て、行ってみたいと思ったのです。
最寄バス停は「錦林車庫前」とあり、その通りに降車して歩いたのですが、思いもよらないほどの上り坂で、息が上がってしまいました。
本堂に上がって手を合わせはしましたが、とても人はまばら・・・。果たして本当にココだったのかしら?
疑問を抱きつつ、一応遠目に展示品を眺め(近くで見るには500円必要)、庭などをうろついてお参りを終えたのでした。
帰ってから調べ直してみましたが、もしかしたら金戒光明寺だったかも・・・?


本当は『下鴨神社』と『上賀茂神社』へも行きたかったのですが、すでに16時。
通常の拝観時間はタイムリミットを迎えております。
そのうえ、ようやくたどり着いた「熊野神社」というバス停は203号のバスしか停まらないとのこと。
塾へ行くためにバスを待っていたすご〜く賢そうな小学生のおぼっちゃまに教えてもらいました。
そこで、そのおぼっちゃまと同じ「四条河原町」へ行ってちょっとお茶しようということに決定。
最後はいつもの伊勢丹でショッピング。
お土産を買ったあとに、また靴売り場へ。
どうも私はここで靴を買うのが好きなのよ。
おまけに今回は小吉を覆すLuckyが!
夏に買おうかどうしようかとさんざん迷って諦めた1足がセール対商品になっていて25%引き!
おまけに連れの母上の遺産のひとつである株主優待券で更に10%引き。
おかげで充実のお得感をもって購入することができました。
今日ほどあなたと一緒に来られて良かったと思ったことはないわ!
おばちゃんもありがとうね。
このご恩はボケるまでは忘れないわ!
地道を信条と決めた新年ではありますが、この次の集まりには宝くじの当選を確かめに行きます。
3億円当たったらどうしようなどと束の間の夢を見ることをお許しください。
今日のひとこと。
「儚きもの」→「魚の干物」
いかに聞き間違えにしても、思考の拠点は食い物かっ!!
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