
バスツアーに参加して右地図のようなルートで山口−門司を巡ってきました。
今年は台風の当たり年で9月21日までは大変でしたが、この日、シルバーウィーク後半の23-24日は絶好の行楽日和となり、最高のロケーションを最高のお天気で満喫してまいりました。
まず向かったのは山口市にある『瑠璃光寺』です。
シンボルとなっている五重の塔ですが、檜皮葺の屋根は初めて見ました。
また、隣の『香山公園』には歴代毛利家の墓所があり、石畳の参道は『うぐいす張り』だとか。
なんでも拍手を打つとウグイスのような「キュッ」という音がするということで、やってみましたよ。
確かに、不思議な余韻があります。「こだま」ではないのですよ。
ちょうど前日TVで見たばかりだったからちょっと嬉しい!
次に向かったのは『門司港レトロ』
ホントは夜景がきれいな場所だと思いますが、スケジュールが目白押しだからね。
友達は「オルゴール館」でとても癒される音色のペンダントトップを購入。
ここはカップルでデートをするところですね。

門司港駅の駅舎がこの佇まいで現役です。
みどりの窓口やトイレまで大正ロマンがぎっしり。
その隣にはトロッコ列車『潮風号』の発着駅があり、ボランティアで駅員をされている方が大勢いて、観光客向けのこんな写真も「喜んでー」って感じでシャッターを押してくれます。


『潮風号』が着いたところが『関門海峡人道トンネル』の門司側入口。
そしてここから歩いて約800mで県境をまたいで山口県下関市へ。
トンネルの中は観光客もさることながら、何往復もウォーキングをしている人や、自転車で乗り入れている人など地元の生活への密着ぶりがうかがわれました。
トンネルを抜けると「人道突破記念」なる証書をいただきました。
下関側の関門海峡大橋に夕日がかかり始めたころ、お宿の『下関マリンホテル』へと移動。
夕食前にどうしてもお風呂に入りたい私は、友達別行動で大浴場へ。
露天風呂から眺める海はまたひとしお! 塀や囲いがなど遮るものが何もないから、海がとっても近く感じる!
さらに、翌朝の日の出時刻に合わせて朝風呂へ。
この生涯で最高の日の出を最高のシチュエーションで拝ませていただきました。
あー幸せ!
24日は私の中で一番期待している『角島大橋』へ参ります。
ほんとうに良いお天気だったので、橋の両側に広がる海と空、真ん中にかかる白い橋のフォルムがただただ美しくて、見とれておりました。
なので、写真は私が撮ったものではありません。撮れたとしてもこんなにきれいには撮れません。
そして、着いた先の『角島』には映画のロケにも使われた西洋風灯台があり、300円で上らせていただきました。
105段プラス梯子。登った先は当然のことながらとても狭い。
友達は登ることに気を取られて、高所恐怖症であったことを失念しており、辿り着いたはいいけれど、せっかくの景色もそこそこに内側の壁に張り付いて静止しておりました。
ここもやっぱりカップルで来るところですね。
次に向かったところは『青海島』
ここもまた階段。108段と聞いて「煩悩捨てながら行こかぁ」などと言いながら登り着くと、この景色です。

本来のプロフィールとしては、日本海の男性的な海に並び立つ奇岩が織りなす名勝ということですが、
この日は海が瀬戸内のように穏やかで、遠くまで晴れわたったきれいな景色でした。
荒波に浸食されてできた洞窟はたくさん見受けられましたけどね。
この近くで昼食後、最後の涼景『秋吉台のカルスト台地』へ。
鍾乳洞へ入ったことはあるのですが、高台から眺める秋吉台は初めてです。
こんなに広々として爽やかな場所があったのねー。
「ペーターっ」って叫びながら裸足で走ってみたくなるほど心が弾みましたが、体を弾ませることはできませんでした。
「秋吉台地ビール」を買ってすべての観光終了です。
夕日を背にバスは東へ。
渋滞もなくスムースに帰宅。
自分のために買った「ふぐの塩辛」でさっそく一杯!
ここでまた「あー幸せ!」
こんなことばっかりやってたら幸せ太りで早死にするかなぁ?