劇団「新感線」通ではありませんが、永作ちゃんが見たくて大枚はたきました(*^_^*)
ストーリーはシリアスで、見終わった後には運命を「さだめ」と読んでしまう心持になりました。
永作ちゃん演じる「シレン」は暗殺者の一族として生まれ、南北で争う国家の秘密兵器として十二分にその役割を果たしていた。
藤原竜也君演じる「ラギ」は北の王国の武力の要であるキョウゴク(古田新太)の跡継ぎとして強くたくましい若者へと成長していた。
20年前、シレンはキョウゴクの命により南の王国の教祖ゴダイ(高橋克実)を毒殺した。
が、そのゴダイが 生きているという噂が耳に入り、再び暗殺の命を受けたシレン。
ラギもまたその任務を自分自身へと課し、シレンと共に南へと赴く。
何がシリアスかっていうと、それぞれの愛のベクトルがあってはならない方向へ向かい、気づいた時にはすっかり地獄の3丁目辺りっていうこと。
ま、この地獄絵図を描いたのはキョウゴクなんでしょうけどね。
ただ、最後は思いもよらぬ「カルピス名作劇場」的なエンディングで、「さっきまでのドロドロはなんだったの?」という無重力感を味わいました。
状況は急速に浄化されているように見えたけど、それとこれとは別でっせ。
近親相姦と親殺しの事実は消せないもの。
あと、シレンを演じている永作ちゃんの台詞まわしがダーティー・ママとおんなじ。
あ、そうか!どっちも恐ろしいお母さんだから・・・か?
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