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氷ノ山 初登山 2012/9/15(土)

氷ノ山越避難小屋
兵庫県と鳥取県にまたがり、兵庫では一番、鳥取では大山に次いで二番目に高い山だそうで、標高は1,510mです。
同級生たちがこの日の登山を計画していると聞いて、大して考えもせずに嬉しそうに「私も行く!」と手を挙げました。
小学生でも登れる初心者コースと聞いて、楽勝気分で登山口に立ちました。
その時はまだ目標物が視界に入ってはいなかったからねぇ。
コースは、標高900mのキャンプ場から出発して、「氷ノ山越避難小屋」を中継して頂上を目指す約2時間の行程です。
今回の段取りを引き受けてくれたのは、経験豊かな山男なので、初心者の私も安心してついていくことができました。
だがしかーし!前半の氷ノ山越避難小屋までの道のりの厳しいこと。 全てが登りで、階段状に整備されている丸太を踏み上がる度に、太ももに乳酸が溜まっていくのを実感しました。 日頃の運動不足と、休肝日のない毎日を猛省せずにはいられません。 何度となくみんなの足を止め、水を飲んでは呼吸を整え、やっとの思いで中間地点の避難小屋に到着。 そこで初めて目の当たりにした目標ポイントとは・・・? えーっあれ? あの遥か向こうの山頂に見えているあの小さな小屋? 「いやいやいやいや、無理やて・・・。もう私、ここで待ってるし、みんなで行ってきて」と言うしかありません。 隊長が「そう思うやろ? でも歩いてたら行けるもんやで。ここからは少し楽な道になるから」って励まされて、残りの半分がんばってみました。
氷ノ山 登山 顔が真っ赤で見せられまへんわ 氷ノ山 登山 隊長は余裕
最後の階段を見上げた時にはちょっと目眩を覚えましたが、みんなのおかげでなんとか登頂することができました。
平地では30℃超の夏日でしたが、登山道は涼しく、まして山頂では、かいた汗がヒヤリとするほどの冷風が吹き抜けて、なんともすがすがしい、清涼感を味わうことができました。
山頂でのランチは極上のフルコース気分です。(コンビニのお弁当やけどね)
用意周到な隊長は、食後のコーヒー、デザートと、至れり尽くせりで、登りの疲れも忘れるほどでした。
氷ノ山 山頂 氷ノ山 山頂にて
下山は膝に気をつけながら、スベらないようとっとと降りました。
汗びっしょりの後は、氷ノ山高原の宿「氷太くん」でひとっ風呂。いいところにいいお風呂があるよねー。
ちょっと脱衣所も浴室も暑すぎて長居できないシステムになってるけど。

赤穂から車で2時間半、お天気にも恵まれ、車中では同級生ならではのぶっちゃけ爆笑トークが繰り広げられて、楽しい大人の遠足、11時間満喫コースでした。

翌日からの筋肉痛は、50年生きてきて初体験。ずっと山登りしているみたいに、小股でしか歩けない。
私たちの親くらいの年齢の方たちがスイスイ登ってたというのに、なんとも情け無い。
老後に向けて、肉体改造の必要性を実感しました。