HOME > Private Eyes > 同級生登山部 那岐山へ 2013/07/13(土)
今日は梅雨の晴れ間の反対で、日照り続きの雲間で、決して若くはない私たちにはちょうど良い天候でした。
私はこの日まで「那岐山」も知らなければ「奈義町」も初耳でした。
岡山の北東部に位置し、氷ノ山から続く山として「氷ノ山後山那岐山国定公園」に指定されている名所だったのですねー。
登山道まではアスファルトの道です 登る前にまず1枚 熊出没注意
天気が気になるので1時間早く出発する旨、隊長からお達しがあり、9時半に登山を開始しました。
一番広い第一駐車場からアスファルトの道を登って登山口へ。そこには「熊出没注意」の立て看板が。
そしてBコースとCコースに道が分かれています。私たちはCコースから登ってBコースで下山しました。
もうすぐ頂上かな?

登りは時折陽が射すものの、総じて木陰の心地よい登山道でした。
しかしずっと登りが続くのと、少しペースが速いのとで、汗が止まりません。
途中、山の冷たい湧き水でエコグッズの布を濡らして首に巻くも、ひんやりしたのは一瞬だけ。
山頂は1,255mですが、途中1,000mの地点に「大神岩」という展望スポットがありました。
そこからは残り255m、もう少しです。もうちょっともうちょっとと言いながら、やっと頂上が見えてきました。

1,240m地点 頂上が見えました 1,255m地点を目指して
辿り着いたその場所は、ハイジが走っていそうなくらいに爽やかな草原で、トイレや展望台があります。
カエルも飛び跳ねていました。
しかし、そこは本当の頂上ではないらしく、1,240mの標示が。
そこから東に少し行ったところに非難小屋があり、さらにその先に1,255mの頂上があります。
登り始めから約3時間ほどで、那岐山頂上へ到着。
さぁランチの時間です。
すると、雲が流れて太陽が顔を出し始めました。下界の景色は少し曇って見えづらいですが、頂上ではこの晴天です。
いつものように食後には隊長が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、みんなで至福のひとときを共有します。
頂上でーす 同級生登山部の面々 頂上から見た先ほどの1,240m地点 那岐山山頂の石碑
そういえば山頂に着いた時に、熊笹の茂みからガサゴソと音がして警戒していると、男の人が出てきたんですよ。
どこをどう探ってみても決して道ではない場所からですよ。そしてしばらくすると同じ場所から女の人も出てきて。
きっとご夫婦なんでしょうけど、ビックリしました。
下山開始でーす
下山はBコースです。途中雷の音が聞こえ始めました。
小降り程度の雨なら檜の森が屋根代わりになってくれます。
麓の町は一面雨雲に覆われ、雨のスジが黒いオーロラのように見えています。
私たちの頭上を避けて通ってくれる雨雲に感謝しながら足を早めましたが、あと少しというところで、大粒の雨が降りだし、私は初めて合羽を着用しました。
雨の中、檜の足元を覆い隠しているシダ植物に一同目を惹かれました。今までに見たことがない完璧な逆円錐形です。
自然との折り合いでこのような形になったのでしょうが、実に美しい。そんな驚きも山歩きの楽しみの一つですね。
蛇淵滝 檜の足元に生い茂るシダ植物
そしてもう一つのお楽しみ、温泉です。
今回は近くの「作州武蔵温泉」が15時までということで間に合わず、湯郷へ行き、「湯郷鷺温泉館」で汗を流してきました。
600円で安いし、設備も整っていてきれいでした。

次はどんなところへ連れて行ってくれるのか、今から楽しみです。