鳥取県に隣接する日本海側の「新温泉町」というところにある「上山高原」に連れて行ってもらいました。
この高原一帯には多くの「滝」が見られることで有名なのだそうです。 その中で今回訪れたのは「桂の滝」「シワガラの滝」「尾の谷滝」「布滝」の4名瀑です。 案内人の下調べが入念なため、長靴の準備も万端です！

まず初めは「桂の滝」 ここは登山靴で出発。到着まではほぼ登山。なかなかハードなアップダウンでした。 しかし、滝めぐりの素敵なところは着いてからの癒され度が高いことです。

2日前の台風の影響があるのかもしれませんが、水量が豊かで瀑音も豪快なのですが、なぜか静寂に包まれているような澄んだ心持になります。

次に「シワガラの滝」（写真→）
「桂の滝」との分岐点まで戻り長靴に履き替えました。 こちらはアップダウンというよりどんどん下っていく感じです。必然的に帰りはアップアップです。
この滝は洞窟の中にあるんです。そしてその中までたどり着くには浅瀬の川に入る必要があります。 何十年かぶりの長靴感覚を楽しみました。 こちらの滝は「桂の滝」より水勢が強く、さらには洞窟に注がれているため、まさしく瀑音に包まれる感じ。
そして、この辺りに滝を見に来る観光客にとってここがメインなのだということが分かりました。 写真を撮っているカップル、お弁当を食べている親子など、観光客はこの滝でしか会いませんでした。

丸太に腰かけてのんびりランチを済ませ、第三の滝「尾の谷滝」へ。（写真↓）
台風の影響なのか少し土砂が崩れている箇所がありました。
しかしそれ以外は比較的体力の消耗もなくスムースにたどり着けたと思います。
水量が少なければ滝の裏側にも行けるそうです。

最後に「布滝」へ。
（写真→）
田んぼの脇に車を停めて、カエルやオタマジャクシの聖地を通り抜け、またもや谷底へ下っていきます。
そしてもう行き止まりかと思うほど茂った道なき道をよじ登ると向こうの方に滝を発見！ よく滑る石や岩を慎重に乗り越えてようやく全貌を現した「布滝」。 レースのような透明感、たどり着くまでの秘境感も加わって、奥山の姫を御簾越しに拝むような心持になりましたね。

滝めぐりはここまでにして、近くにある蓮で有名な「正楽寺」へ。（写真↓）

小さなお寺だけど、
ほんとうに見事な蓮がたくさん。 早朝に訪れることができれば、もっと素敵な光景なんでしょうね。

帰りに「清流茶屋 かわはら」に寄って自分におみやげ購入。
結構広くてきれいな充実した道の駅でした。

一か月前に石畳で滑って転んで骨折という失態を演じてしまった私は、今回とても慎重に歩を進めました。 そのためか、最近はあまり感じなくなっていた筋肉痛に翌日からおそわれ、ロボットのように階段を下るのでした。 おしまい。